前書き
一時最悪の状態になりましたが、4年間の別居生活を通して、何とかお互い歩み寄って危機を乗り越え復縁しました。
そして、現在は、家族4人で仲良く暮らしています。
さて、今配偶者と別居しているあなたは「復縁したいけどどうすればいいかわからない」という状態にあると思います。
相手に対する絶望や怒りを感じつつも、それとは反対の愛情や申し訳なさなど、、、色々な気持ちが入り混じり、とても悩んでいることと思います。
その気持ちは、すごくよく分かります。
本サイトでは、配偶者と別居して悩んでいる方にとって少しでもお役に立てるように、私の体験談をすべて書き綴っています。
配偶者との別居に悩む方・復縁を望む方にとって、少しでも参考になればうれしく思います!
この記事では、「会社を辞めてから別居に至るまで」について書きます。
◆私の体験談です↓
①妻との出会いから結婚まで
②結婚から会社を辞めるまで
③会社を辞めてから別居に至るまで ⇐今ここ
④別居から復縁するまで
◆妻・夫との別居から復縁する方法まとめ ⇐人気記事
もくじは以下のとおりです。
妻・子供との4年間の別居から復縁した体験談 ③会社を辞めてから別居に至るまで
私は、結婚して長男が産まれてから1歳になったばかりの頃に、勤めていた大企業を辞めました。
紆余曲折の末、家業を継ぐために妻と長男を連れて地元に引っ越したのです。
家業はとある士業の事務所です。
何としてでも早く資格を取りたい!
そして、事務所を経営したい!
というのが、これから挑戦をはじめる時の気持ちでした。
転職そして資格取得の勉強スタート
私の地元に引っ越してすぐに家業の事務所で働き始めました。
大企業時代に比べれば仕事は緩かったです。
毎日ほぼ定時で帰ることができました。
ただ、資格取得のための勉強をしなくてはなりません。
そのための勉強時間はプライベートの時間で捻出するしかありませんでした。
勉強が必要なことは妻にも説明して理解してもらっていました。
いや、理解してもらったつもりだったと言った方が正しいかも知れません。
仕事、資格取得の勉強、家庭
3つのうちで資格取得の勉強を圧倒的に最優先に考える自分がいたのです。
妻の長女妊娠
私の地元に引っ越してからほどなくして妻が長女を妊娠しました。
長男と2歳差です。
妻は日中長男の面倒を見て、お腹の中の子供も気にしなければなりません。
また、引っ越して間もなかったので、新しい環境にも慣れなければなりません。
私は妻の負担を減らすことを考えて、毎日夜の数時間は実家に子供の面倒を見てもらうようにしました。
そうすることで、私は仕事の後の勉強時間も確保しやすくなるからです。
生活パターン
その頃の私の生活パターンを話しておきます。
資格取得を第一に考えた生活であった。
●朝は5時頃に起床して、ファミレスに行って2~3時間勉強してから仕事に行く。
●仕事中は仕事に集中。ただ昼休みの1時間は勉強する。
●仕事が終わってからは、まず家に帰って1歳の息子をお風呂に入れる。
●その後、私、妻、息子の家族3人で夕食。
●夕食の後は、息子を実家に連れて行き両親に預ける。
●妻に自由と休息の時間を作った状態で、自分は外出して別宅で勉強。
*上記の別宅というのは、私の親名義になっている家で普段は無人のところである。誰も住んでいないので勉強場所として適していると思い私が使っていた。
●別宅で2~3時間勉強後、息子を実家から引き取って家に帰る。
このような生活 ↑ を送っていました。
そして、そのうち夜息子を実家から引き取って家に置いた後に、さらに外出して別宅で勉強しそのままそこに宿泊して翌朝仕事に行くという生活を送るようになりいました。
その時考えていたことは、一日でも早く資格を取りたい。それが家族のためになる! ということでした。
妻にとっては、新しい生活が始まったばかりで妊娠もして、長男の面倒も見なければならない状況です。そして、私はほとんど家にはいません。
妻の負担にその時の自分は気付いていなかったのです。
私が家業を継ぐことに同意したのだから、そのための勉強については当然理解してくれているものと思っていました。
実際、妻も文句を言いませんでした。
突然切れ出した妻
このように、来たるべき最初の試験の日に備えて私は勉強時間の確保を中心に考えた生活を送りました。
*ちなみにこの試験は1年間ですべてが終わるものではない。何年間もかけて徐々に最終合格に近付いていくものです。
妻はこれから子供が生まれたら2人になるので、やはり環境を考えて家を買いたいと考えていました。
私は、試験勉強の方が忙しくてなかなか妻の話しをじっくりと聞けない状態でした。
たまに妻から話しを振られても中途半端な回答しかしませんでした。
「家のことも考えないとね」と言われれば
「う~ん、そうだね」とは答えていたが、具体的に何かするわけではありませんでした。
妊娠してから半年以上が経ち、長女を身籠った妻はだいぶお腹が大きくなってきていきました。
そして、最初の試験まで残り2週間となったある日、事は起こったのです。
普段通り、夜に息子を実家から引き取って帰って来ました。
そして、息子を寝かしつけてから別宅に行って勉強の続きをやるのが習慣になっていた私は、その日も同じように動くつもりでいました。
布団で子供を寝かしつけている間に、妻から知人が家を建てたという話しを聞きました。
そして、うちはどうしようか? という話しをふられました。
自分は相変わらずそこには意識が向かない状態でしたので、いつも通りに曖昧な答え方をしていたと思います。
そうしたら急に妻が怒り出したのです。
妻が怒るのを見たのは久しぶりでした。
私としてはなぜそこまで怒ることなのか? 理解できませんでした。
それにここに至るまででも妻を振り回していたのです。
そういうものが積もりに積もって妻の怒りが爆発したのです。
え?? なんでそこまで怒るんだよ?
オレはこれから数日後に大事な試験を受けなければならないから、精神的に乱れを作るわけには行かないんだ!
妻だって試験勉強が大事なことは分かっているはずだ。そう言っていたし。
では何でそんな怒るようなことオレはしているんだろうか?
と疑問でした。
そこからしばらく妻は私とまともに口を聞こうとしませんでした。
何で怒っているか、妻に聴いても理由を言わないのです。
何十回聞いても言おうとしない妻に対して、自分の怒りが込み上げてきました。
そして怒鳴り散らしたりもしました。
ですが、試験は数日後。
とりあえず今は試験のことだけを考えて、その後に話しをしようと考えました。
そして、試験当日が来ました。
試験科目が何科目もあって、毎年1~2科目ずつ受験していく資格試験なのです。
試験が終わった直後、私は家に帰り妻と話しをしようとしましたが、相変わらず口を聞こうとしませんでした。
困り果てた私は、妻の母親にこのことを話して理由を聞いてくれないか? とお願いしました。
それでもなかなか妻の本音は聞き出せなかったようです。
私の生活は最初の試験が終わってからも変わることはありませんでした。
次の試験に向けての勉強を始めなければならないからです。
休日だけは、何とか家族の時間を取ろうと努めて、土日は動物園などに家族で行くようにしました。
そのうち、だんだんと妻も口をきくようになっては行ったが、結局怒った理由は分からないままでした。
実家に帰った妻
ある日、私と妊娠中の妻が同時に体調不良に陥った日がありました。
私はその日は仕事を休み、勉強もせず一日中家で寝ていました。
妻も一緒でした。
自分たちが全く動けなかったので、長男は私の実家で面倒を見てもらいました。
久しぶりに家で2人でいたわけですが、些細なことで妻に八つ当たりされました。
冷蔵庫の中からお茶を出して戻し忘れてたことや、トイレを少し汚してしまったこと。
そんなことで、ものすごい怒り方をするのです。
なんでこんなことで罵倒までされなきゃならないのか分かりませんでした。
次の日、相変わらず私は体調が悪かったが妻は回復して夕方に私の実家に行ったようでした。
そして、その日は私の実家に泊まるという。
私も病気を子供に移してはいけないし、そのこと自体は全然かまいませんでした。
しかし、前日に罵倒されたことが気になり、どうにも腹の虫が収まりませんでした。
そして、翌朝妻と子供が実家から帰って来ましたが、私は罵倒された苛立ちを妻にぶつけました。
「なんで、そんなことで怒鳴られなきゃならねーんだよ!」
「ちょっとしたことで怒るなら、オレにも誰にも頼るんじゃねぇ」
と言ったと記憶しています。
そうすると妻は泣き崩れて、携帯電話を取り出し誰かに電話をしはじめました。
妻の母親と話しているようでした。
この時に、実家に帰ることを話したのだと思います。
電話が終わってからは、言うことが「実家に帰る」の一点張りになりました。
はぁ? なんでちょっと口論になっただけでそんなこと言い出すんだ??
と訳が分からない自分がいました。
妻はその日のうちに引越業者に電話をして、翌朝一番で手配をしました。
自分と長男の荷物を実家に送るということでした。
辞めるように何回も言ったが、妻は聞く耳を持たない。
そして、その話しは私の両親の耳にも入ってしまいました。
妻が実家に泣きながら連絡した後に、妻の母が私の母にそのことを伝えたからです。
私の母も何が起こったのか、また何が私が悪いことをしたのだろうと思っていたようでした。
次の日の朝、妻は引越業者に荷物を託して自分自身は長男を連れて電車で実家に帰っていきました。
妻の実家は他県で、けっこう遠いです。
私の両親もなぜ妻がここまでの行動をとるのかは分からりませんでした。
妻が出ていって数日後に、見かねた私の父が妻の母に連絡を取りました。
その時は、妻の母も妻が実家に戻って来た理由が分からないようでした。
妻も母親に本当のことを言わなかったようです。
何日か後に妻から、私の父にメールで連絡があり、妻が実家に帰った理由が分かりました。
私が勉強ばかりしていて、全然家族の時間が取れないし、家や子供のことなど家族の将来のことを全然考えてくれないから
ということででした。
その時の自分は、なぜ今妻がそんなことを言い出すのか理解できませんでした。
妻は勉強の大切さを理解してくれていると思っていたし、勉強中心になっている生活も全て妻との合意の上でやっていたからです。
今更何を言ってるんだ! と私は腹を立てました。
私の両親は私以上に腹を立てていました。
そして、私の父が妻に対して言い諭すつもりで手紙を書いたのですが、それが帰って裏目に出てしまったのです。
妻はもともと里帰り出産で1ヶ月後に実家に帰る予定でしたが、このようにして少し早く帰ることとなったのです。
どのみち里帰り出産で帰るつもりだったとは言え、あまりにも後味が悪いので一度戻ってくるように連絡しましたが、まったく聞く耳を持ちませんでした。
そして、その後別居生活が始まることとなったのです。
夫婦の問題に親は絶対に絡めない方がいい
以前に私が起業すると言い出したときは完全に妻の味方でしたが、今回は違いました。
家業を継ぐために勉強を頑張っている私の肩を持ちました。
妻の両親は当然妻の味方です。
親も絡めて「家 対 家」の対立構造になってしまうのは最悪のことです。
気持ちと気持ちのぶつかり合いなので、水掛け論もいいところなのです。
この時の経験から学んだことは
夫婦の喧嘩に絶対に親は口出しさせてはいけない
ということです。
はっきり言って双方にとって、ろくなことになりません。
夫婦の問題は何が何でも夫婦だけで解決することをおすすめします。
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